昭和のレイヤー

ちょっとご相談されての話

デザインとか嗜好とかは置いておくとして

昭和のレイヤーっぽいのにしたいと

よく聞くとずっと昔から担当された方が引退なされて

それから美容室ジプシーらしい

前の担当の方は何も言わなくてもちょうどよく切ってくれていて

新しいサロンに行った時とかどう伝えていいかわからないと

これうちにも当てはまることでして

自分が仕事できなくなって引退した後、

お客様は困るだろうなーって

昭和っぽいデザインなんで当時を知る美容師さんを

探した方がいいんですかね?

って聞かれたのですが

答えはノー

昭和のレイヤーって一括りでも

実は相当難しい

今のラフなデザインよりも難しい

基礎のカットを習っている美容師さんには

セイムレイヤーですって言えば伝わるかな?

難しいのが・・・

裾が長くて上が短い、ハイレイヤーになるとさらに難易度は上がる

髪の流れを重視するのでカットでも下手な小細工なしで

ブラントカットだ

もっと専門用語使うと

コンケーブ、コンベックスの組み合わせ

サイドアウトラインはラウンドグラデーションの側面で

ただし1cmワンレンの重さは残す

などなど

早い話が今でも使われるベーシックカットの組み合わせ

と、なると当時の昭和美容師でもきちんと切れる人って

なかなかいなかったんですよね

ある程度見よう見まね

しかもパーマ全盛だったんで

一番大事なのが仕上げのブローだったりします(笑

昔から好きなアーティストで吉田拓郎さんがいますが

彼のアルバムで

「古い船をいま動かせるのは古い水夫じゃないだろう」

この文章がいつも頭に残っているんです

昭和のデザインを今作れるのは、今輝いてる美容師さんかと

もしくは今でも輝いている昭和の美容師さんかな?^^